短期投資技術研究所仙台支店

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先日、武田邦彦氏のテレビ番組での発言に対し、一関市長が抗議を行なった件はすでに多くのメディアで取り上げらた。きっかけは武田教授の発言だが、一関市長が武田教授宛て下記の内容をメールで送ったことで問題化した。
内容はネットで確認できるので割愛するが、結局、一関市長の抗議に対し武田教授は回答を行い、一関市長は「一応了解」したことが報道されている。（ソース等は以下のURL参照。）


ソース：http://takedanet.com/2011/09/post_d44c.html

この件に関しては、両者に対しそれぞれの立場で反発した人も多いらしい。
武田教授の発言に対する反発には、管理人の印象ではあるが、かなり感情的な反論に終始していることが多いように思われる。例えば、武田教授のことを「マッドサイエンティスト」と呼び、あるいは「モノには言い方がある」だろうという指摘だ。「マッドサイエンティスト」というのは論外であるが、「言い方がある」的な反論をする人は、事の本質を見誤るのではないだろうか。

一関市長は、武田教授からの回答を読み「一定の理解はできる」、そして「これ以上の対応を教授に求めるつもりはない」として、事態の収拾を図った。自らが噛み付いたにもかかわたず、武田教授からの回答に反論もできずにである。結果、自らの無能さ（上記のメールの内容を参照）と一関市という市の存在が全国的に有名となった事実だけでが全国に広まった。

福島県を始め、宮城県や北関東地域は放射能汚染に対し深刻な状況にある。これまで守るべき放射能に関する基準は改められ、出所不明の数値がとって替わった。野菜の放射能の測定では、収穫したままでの測定から「きれいに洗ってから」測定されることになった。
不誠実と誤魔化しが蔓延する社会になってしまった。そこには、良心に則って発言した人間を、「人の心」を武器に攻撃する多くの人たちの存在もある。

農家の方はご苦労が多い。まさに、生きるか死ぬかの瀬戸際の方々も多いだろう。
幼い子供を抱えた母親や妊婦の方は、いいも知れない不安感に襲われているとも思う。

武田教授の指摘は単純で、「危険なものあるいは不明なものは子供には食べさせない」、「損害を受けた農家や漁師などの方々の損害に対しては東京電力と国が責任を持って保障すべき」、ということである。

武田教授は、原発災害後、何度も福島県に入り市民向けの講演や学校等での除染のアドバイスを続けている。
武田先生のそういった活動を知った上での批判だろうか？


更雑談
上記の一関市長のメールの内容を友人に見せた。友人いわく、「これは全文じゃないでしょ？」というものだった。全文でなくとも、これほど低レベルな「公」の文書を見たことがない。


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