2009年03月26日
トレーディングシステムの選び方(9)(最終回)
「トレーディングシステムの選び方」の9回目です。
今回でこのシリーズ?は終了にします。
コレ見ておくといいんじゃね?的な「その他の項目」について触れておきたいと思います。
前回までと同様、「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)を見てくださいませ。
下の画像をクリックすると大きくなります。
メタトレーダーの「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)にこんな行があります。
※ブログのスペースの都合で改行しています。
Total trades 67
Short positions (won %) 37 (59.46%)
Long positions (won %) 30 (30.00%)
「Total trades」は総トレード数でしたね。で、「Short positions」と「Long positions」は、ショート(売り)の場合とロング(買い)の場合のそれぞれのトレード数になります。で、その括弧内の数値が利益が出たトレードの割合です。
売りも買いもトレード数はあまり違いませんね。トレーディングシステムにもよりますが、この数値は相場の状況次第で変わってくる場合があります。バックテストの期間が短く、その間上昇トレンドであったならば、「売り」のトレード数が少なくなることもあり得ます。このあたりのことは、システムによっても違ってきますので、一概には言えませんけど。
あとは括弧内の数値、勝率については注意しておくべきだと思います。こちらもバックテストの期間の相場の状況(トレンドの有無等)で変わってきますが、値が違ってくる理由は把握しておくべきだと思います。
上記の例では、「売り」の場合は約60%、「買い」の場合は約30%ですから、システムに問題があると考えた方が良さそうですね。
----------------------------------
上記の理由以外として、管理人は「売りと買いの非対称性」があると考えており、一応、対策は講じています。センデンクサイナー
このあたりのことは、本店の記事にしていますの、よければどうぞ。
----------------------------------
さて、この「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)をもう少し見ていきましょう。
まずは、これです。
Largest profit trade 893.06 loss trade -123.06
Average profit trade 289.32 loss trade -98.53
1行目:1トレードあたりの最大の利益(profit trade)と最大の損失(loss trade)
2行目:1トレードあたりの利益の平均と損失の平均
特に気になるのが、損失額だと思います。損失が過剰に大きなものになっていないでしょうか?
たった1回、トレードの失敗で「口座崩壊」するようではもちろんいけません。
デモアルンダヨナー
あとは、以下も見ておいて下さい。(スペースの都合で改行しています。)
Maximum
consecutive wins (profit in money) 5 (694.40)
consecutive losses (loss in money) 5 (-521.25)
連続して利益が出たかのトレード数と、連続して損失が出たかのトレード数です。連勝と連敗の最大値と言った方がいいかな。カッコ内は、その時の利益と損失を表します。
運用させているトレーディングシステムがおかしいとかもという判断の材料のひとつになります。この例では10年間の期間でバックテストを行っていますが、運用を始めてすぐに10連敗するような場合には、トレーディングシステムに問題があるのでは?と考える必要が出てくるわけです。
地味な項目ですが、最大ドローダウン同様、トレーディングシステムの継続して運用させるかどうかの判断に利用しますので、気をつけておきたい数値です。
てな感じで、「トレーディングシステムの選び方」シリーズは終了です。
かなりわかり難い内容でしたね。購入者というよりも、開発者向け的な内容だったかもしれません。もちろん、管理人的主張もかなり入れていますが、開発者は解っている内容だと思いますけど...。
ま、「選び方」ではなく、「粗捜し」って感じかな。少しでも参考になればと思います。
アンマリサンコウニナラナイナー
ツカエナイブログダナー
ほぼ?毎日更新中
短期投資技術研究所 http://traderlab.blog8.fc2.com/
↑お仲間ブログです。
今回でこのシリーズ?は終了にします。
コレ見ておくといいんじゃね?的な「その他の項目」について触れておきたいと思います。
前回までと同様、「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)を見てくださいませ。
下の画像をクリックすると大きくなります。
メタトレーダーの「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)にこんな行があります。
※ブログのスペースの都合で改行しています。
Total trades 67
Short positions (won %) 37 (59.46%)
Long positions (won %) 30 (30.00%)
「Total trades」は総トレード数でしたね。で、「Short positions」と「Long positions」は、ショート(売り)の場合とロング(買い)の場合のそれぞれのトレード数になります。で、その括弧内の数値が利益が出たトレードの割合です。
売りも買いもトレード数はあまり違いませんね。トレーディングシステムにもよりますが、この数値は相場の状況次第で変わってくる場合があります。バックテストの期間が短く、その間上昇トレンドであったならば、「売り」のトレード数が少なくなることもあり得ます。このあたりのことは、システムによっても違ってきますので、一概には言えませんけど。
あとは括弧内の数値、勝率については注意しておくべきだと思います。こちらもバックテストの期間の相場の状況(トレンドの有無等)で変わってきますが、値が違ってくる理由は把握しておくべきだと思います。
上記の例では、「売り」の場合は約60%、「買い」の場合は約30%ですから、システムに問題があると考えた方が良さそうですね。
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上記の理由以外として、管理人は「売りと買いの非対称性」があると考えており、一応、対策は講じています。センデンクサイナー
このあたりのことは、本店の記事にしていますの、よければどうぞ。
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さて、この「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)をもう少し見ていきましょう。
まずは、これです。
Largest profit trade 893.06 loss trade -123.06
Average profit trade 289.32 loss trade -98.53
1行目:1トレードあたりの最大の利益(profit trade)と最大の損失(loss trade)
2行目:1トレードあたりの利益の平均と損失の平均
特に気になるのが、損失額だと思います。損失が過剰に大きなものになっていないでしょうか?
たった1回、トレードの失敗で「口座崩壊」するようではもちろんいけません。
デモアルンダヨナー
あとは、以下も見ておいて下さい。(スペースの都合で改行しています。)
Maximum
consecutive wins (profit in money) 5 (694.40)
consecutive losses (loss in money) 5 (-521.25)
連続して利益が出たかのトレード数と、連続して損失が出たかのトレード数です。連勝と連敗の最大値と言った方がいいかな。カッコ内は、その時の利益と損失を表します。
運用させているトレーディングシステムがおかしいとかもという判断の材料のひとつになります。この例では10年間の期間でバックテストを行っていますが、運用を始めてすぐに10連敗するような場合には、トレーディングシステムに問題があるのでは?と考える必要が出てくるわけです。
地味な項目ですが、最大ドローダウン同様、トレーディングシステムの継続して運用させるかどうかの判断に利用しますので、気をつけておきたい数値です。
てな感じで、「トレーディングシステムの選び方」シリーズは終了です。
かなりわかり難い内容でしたね。購入者というよりも、開発者向け的な内容だったかもしれません。もちろん、管理人的主張もかなり入れていますが、開発者は解っている内容だと思いますけど...。
ま、「選び方」ではなく、「粗捜し」って感じかな。少しでも参考になればと思います。
アンマリサンコウニナラナイナー
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2009年03月25日
トレーディングシステムの選び方(8)
「トレーディングシステムの選び方」の8回目です。
今回は最大ドローダウンについて、考えていきたいと思います。
では、前回までと同様に「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)を参照してください。
下の画像をクリックすると大きくなります。
メタトレーダーの「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)には、次の3種類のドローダウンが表示されます。それぞれの意味は、下記のとおりです。
Absolute drawdown(絶対ドローダウン)
初期口座残額(初期投資資金)を基準とした場合のドローダウンを示します。
Maximal drawdown(最大ドローダウン)
損益曲線のピーク(山)から損益曲線の谷(最も利益が減った時)まで失った資金量のことです。MDDなんて書かれることもあります。(MはMax、DDはドローダウン)
Relative drawdown(相対ドローダウン)
最大ドローダウンは額を示しますが、こちらは失った割合のことです。
上の例では、以下の数値になっています。
Absolute drawdown 28.08
Maximal drawdown 1300.19 (11.36%)
Relative drawdown 11.36% (1300.19)
なお、括弧は割合や額に変換しただけのもので、Maximal drawdown(最大ドローダウン)とRelative drawdown(相対ドローダウン)は、括弧内と括弧の外を入れ替えただけです。
さて、重要なこと。
トレーディングシステムを選ぶ場合には、この最大ドローダウンに着目する。
Absolute drawdownは、トレードの開始時期でその数値が大きく変動しますので、それほど重要な項目とは管理人には思えませんので、特に興味のある方以外は見なくてもいいのでしょうね。
で、ここまでが教科書的な説明です。
トレーディングシステムを選ぶ(開発する)場合には、極めて重要な項目になります。もちろん、最大ドローダウンが大きいシステムでは、損益グラフも波打つことになりますので、損益グラフを見てもシステムの安定性はある程度わかります。
しかし、この最大ドローダウンは、投資資金(口座資金)をいくら準備すればいいのかを数値として示していますので、かならず確認してください。ドローダウンが大きいシステムでは、それだけ大きな資金を必要とするわけですから。
ただ、このドローダウンは鵜呑みにはできません。
最大ドローダウンは、バックテストであれば過去のデータを対象としたものであり、さらには、トレーディングシステムが最も「成績のよかった」場合のものですから、実運用(実際のトレード)では、容易にこのドローダウンを更新してしまいます。
格言「最大ドローダウンは更新される運命にある!」
以上の理由から、安全サイドに立って将来のドローダウンをバックテスト結果の2倍程度に見込むようなこともよく指摘されます。
トレーディングシステムで得られる利益同様、最大ドローダウンも将来のことは分かりませんから、この答えは誰にもわからないかもしれませんが。(でも、評価せざるを得ませんけどね。)
最大ドローダウンについては、以上のとおりです。
マタ、ケツロンヲゴマカシテイルナー
ここから管理人の毒舌開始
ドローダウンが小さいトレーディングシステムは「優秀なシステム」なのでしょうか?
これって、難しい問題なんですよ。
トレーディングシステムの評価だけでなく、投資金額を決定する上で最大ドローダウンは極めて重要な項目なのですが、ちょっと問題が...。
損益グラフを見た場合、右肩上がりで一直線に資金が上昇するようなものがあります。この場合には、ドローダウンも少なくなっているわけです。(手法によって様々ですけど。)
では、このトレーディングシステムが安定しているかというと、そうともいえないんですよね。
この最大ドローダウンって、パラメータがオーバーフィッティング(パラメータの過度の最適化)の時、とても影響を受けちゃうんですよね。
オーバーフィッティングの場合には、最大ドローダウンも驚くほど小さくなってしまったりするわけです。
過去の成績はめちゃくちゃいいけど、実際のトレードでは簡単に最大ドローダウンを更新してしまうシステムって少なくないと思いますが、こういった要因があるかもしれません。
トレーディングシステムがオーバーフィッティングしているかどうかどうかの判断は、開発者にとっても難しいことなのですが、いわんや、情報の入手が困難な購入者にとっては不可能なことかもしれません。
アタマイタイナー
最大ドローダウンはトレーディングシステムを評価する上では極めて重要な項目ですが、その値は鵜呑みにしてはいけない、というのが今回の結論です。
ドウシタライイノカヲシメシテイナイナー
ヤクニタタナイブログダナー
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今回は最大ドローダウンについて、考えていきたいと思います。
では、前回までと同様に「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)を参照してください。
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メタトレーダーの「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)には、次の3種類のドローダウンが表示されます。それぞれの意味は、下記のとおりです。
Absolute drawdown(絶対ドローダウン)
初期口座残額(初期投資資金)を基準とした場合のドローダウンを示します。
Maximal drawdown(最大ドローダウン)
損益曲線のピーク(山)から損益曲線の谷(最も利益が減った時)まで失った資金量のことです。MDDなんて書かれることもあります。(MはMax、DDはドローダウン)
Relative drawdown(相対ドローダウン)
最大ドローダウンは額を示しますが、こちらは失った割合のことです。
上の例では、以下の数値になっています。
Absolute drawdown 28.08
Maximal drawdown 1300.19 (11.36%)
Relative drawdown 11.36% (1300.19)
なお、括弧は割合や額に変換しただけのもので、Maximal drawdown(最大ドローダウン)とRelative drawdown(相対ドローダウン)は、括弧内と括弧の外を入れ替えただけです。
さて、重要なこと。
トレーディングシステムを選ぶ場合には、この最大ドローダウンに着目する。
Absolute drawdownは、トレードの開始時期でその数値が大きく変動しますので、それほど重要な項目とは管理人には思えませんので、特に興味のある方以外は見なくてもいいのでしょうね。
で、ここまでが教科書的な説明です。
トレーディングシステムを選ぶ(開発する)場合には、極めて重要な項目になります。もちろん、最大ドローダウンが大きいシステムでは、損益グラフも波打つことになりますので、損益グラフを見てもシステムの安定性はある程度わかります。
しかし、この最大ドローダウンは、投資資金(口座資金)をいくら準備すればいいのかを数値として示していますので、かならず確認してください。ドローダウンが大きいシステムでは、それだけ大きな資金を必要とするわけですから。
ただ、このドローダウンは鵜呑みにはできません。
最大ドローダウンは、バックテストであれば過去のデータを対象としたものであり、さらには、トレーディングシステムが最も「成績のよかった」場合のものですから、実運用(実際のトレード)では、容易にこのドローダウンを更新してしまいます。
格言「最大ドローダウンは更新される運命にある!」
以上の理由から、安全サイドに立って将来のドローダウンをバックテスト結果の2倍程度に見込むようなこともよく指摘されます。
トレーディングシステムで得られる利益同様、最大ドローダウンも将来のことは分かりませんから、この答えは誰にもわからないかもしれませんが。(でも、評価せざるを得ませんけどね。)
最大ドローダウンについては、以上のとおりです。
マタ、ケツロンヲゴマカシテイルナー
ここから管理人の毒舌開始
ドローダウンが小さいトレーディングシステムは「優秀なシステム」なのでしょうか?
これって、難しい問題なんですよ。
トレーディングシステムの評価だけでなく、投資金額を決定する上で最大ドローダウンは極めて重要な項目なのですが、ちょっと問題が...。
損益グラフを見た場合、右肩上がりで一直線に資金が上昇するようなものがあります。この場合には、ドローダウンも少なくなっているわけです。(手法によって様々ですけど。)
では、このトレーディングシステムが安定しているかというと、そうともいえないんですよね。
この最大ドローダウンって、パラメータがオーバーフィッティング(パラメータの過度の最適化)の時、とても影響を受けちゃうんですよね。
オーバーフィッティングの場合には、最大ドローダウンも驚くほど小さくなってしまったりするわけです。
過去の成績はめちゃくちゃいいけど、実際のトレードでは簡単に最大ドローダウンを更新してしまうシステムって少なくないと思いますが、こういった要因があるかもしれません。
トレーディングシステムがオーバーフィッティングしているかどうかどうかの判断は、開発者にとっても難しいことなのですが、いわんや、情報の入手が困難な購入者にとっては不可能なことかもしれません。
アタマイタイナー
最大ドローダウンはトレーディングシステムを評価する上では極めて重要な項目ですが、その値は鵜呑みにしてはいけない、というのが今回の結論です。
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2009年03月21日
メタトレーダープログラミング入門
このブログでは、主にFX取引を対象にした無料の投資ツール「メタトレーダー(MT4)」を利用しての自動売買取引や解析結果等をご紹介してます。
もちろん、無料であることだけがメタトレーダーの「ウリ」ではありません。とにかくよくできたソフトウェアなのです。
メタトレーダーの利点はこのブログでも記事としてまとめたことがありますが、オリジナルのテクニカル指標等を表示させるインジケーターやEA(Expert Advisor)と呼ばれる自動売買プログラムをユーザが独自に作成(プログラミング)できるということが挙げられます。
ただ、一般にはプログラムを作るということはちょっと敷居が高いかもしれませんけどね。
それでも、メタトレーダーに触れているうちに「作ってみようかな」なんて思い始めることも少なからずあるのではと思います。
そんな時に役立ちそうなのが下記のサイトです。
これからメタトレーダーでプログラムを作成してみようかなという方には特におすすめです。
-----------------------------------------
文系人間のためのシステムトレーダー養成所
http://fxboyt.blog56.fc2.com/
-----------------------------------------
キョウモマエオキガナガカッタナー
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ただ、一般にはプログラムを作るということはちょっと敷居が高いかもしれませんけどね。
それでも、メタトレーダーに触れているうちに「作ってみようかな」なんて思い始めることも少なからずあるのではと思います。
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2009年03月20日
トレーディングシステムの選び方(7)
「トレーディングシステムの選び方」の7回目です。
ダラダラと続くばかりで話が進まないなあ。
今回は、P/F(プロフィットファクター)とExpected payoff(トレードあたりの平均利益額)について見ていきたいと思います。
では、前回までと同じ「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)を参照してください。
下の画像をクリックすると大きくなります。
このトレーディングシステムでのプロフィットファクターとトレードあたりの平均利益額は下記のとおりであることが戦略レポートから読み取ることができます。
Profit factor:2.53
Expected payoff:80.92
プロフィットファクターは、システムトレードの「性能」を図る重要な要素とされることが多いといえます。
求め方は簡単で、総利益額を総損失額で割り算したものです。
上記の場合であれば、1万円の損失に対して利益が2.53万円あったと考えるわけです。なお、プロフィットファクターが1以下の場合には、そのトレーディングシステムは売買すればするほど、損失が大きくなることになります。このようなシステムは問題外ということになります。
よくシステムトレードを選ぶ際に、P/F(プロフィットファクター)が3以上等である必要があるなんて主張する方がいますが、管理人的には疑問です。P/Fを大きくするだけなら比較的簡単にできてしまうわけですから。トレーディングシステムを「総合的」に評価することが重要なのです。
ちなみに、管理人がリアル口座(ライブ口座)で運用するシステムの中には、P/Fが2に満たないシステムもあります。1.7とか(笑)
こういったシステムの方が「安定」していたりするわけですから面白いものです。
あと注意すべきは、損益グラフの形状をよく見てください。大きなP/Fの場合でも、その数字自体に意味をなさない場合もありますが、このあたりのことは、別の具体例が出てきた時にお話したいと思います。
さて、次は、Expected payoffです。これは、「1トレードあたりの平均利益額」を示しています。
求め方ですが、まず、投資戦略レポート(Strategy Tester Report)を見てください。
Total net profit:5421.83
Total trades:67
総利益額をトレード数で割ったものが、Expected payoffとなります。つまり、トレード1回あたりに得られる利益の平均額ですね。
普通、これを見ることはあまりないかもしれませんが、「特殊なトレード」では重要になってきます。
ちなみに、今回の例として使っているトレーディングシステムではあまり気にする必要はないかもしれません。(本当は、気にした方がいいですけど。)
どんな場合に注意が必要かというと、スキャスピング系等のトレードシステムの場合です。スキャルピング系のトレードシステムの場合には、1回のトレードで数pipsの利ざやを稼ぎます。0.1ロット(1万通貨単位)であれば、1回のトレードで数ドル、つまり、Expected payoffが4(単位は米ドルなど)とかになるわけです。
で、バックテストを行った時より、実際のトレードではスプレッドが2pipsだけ大きくなっている場合には、4あったExpected payoffが2になってしまうということがわかるわけです。(あるいは、約定の際のスリップが損益に大きく関係してきます。)
このように、Expected payoffが小さい場合には、相場の状況やFX業者(ブローカー)毎の条件が大きく関わってくるので、注意が必要ということになります。
あまり馴染みがない項目ですけど、トレーディングシステムによっては重要になってきますので、確認した方がいいと思います。
ちょっとわかりにくい話かもしれませんね。
グダグダノセツメイハマダマダツヅキマス
ほぼ?毎日更新中
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↑お仲間ブログです。
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今回は、P/F(プロフィットファクター)とExpected payoff(トレードあたりの平均利益額)について見ていきたいと思います。
では、前回までと同じ「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)を参照してください。
下の画像をクリックすると大きくなります。
このトレーディングシステムでのプロフィットファクターとトレードあたりの平均利益額は下記のとおりであることが戦略レポートから読み取ることができます。
Profit factor:2.53
Expected payoff:80.92
プロフィットファクターは、システムトレードの「性能」を図る重要な要素とされることが多いといえます。
求め方は簡単で、総利益額を総損失額で割り算したものです。
上記の場合であれば、1万円の損失に対して利益が2.53万円あったと考えるわけです。なお、プロフィットファクターが1以下の場合には、そのトレーディングシステムは売買すればするほど、損失が大きくなることになります。このようなシステムは問題外ということになります。
よくシステムトレードを選ぶ際に、P/F(プロフィットファクター)が3以上等である必要があるなんて主張する方がいますが、管理人的には疑問です。P/Fを大きくするだけなら比較的簡単にできてしまうわけですから。トレーディングシステムを「総合的」に評価することが重要なのです。
ちなみに、管理人がリアル口座(ライブ口座)で運用するシステムの中には、P/Fが2に満たないシステムもあります。1.7とか(笑)
こういったシステムの方が「安定」していたりするわけですから面白いものです。
あと注意すべきは、損益グラフの形状をよく見てください。大きなP/Fの場合でも、その数字自体に意味をなさない場合もありますが、このあたりのことは、別の具体例が出てきた時にお話したいと思います。
さて、次は、Expected payoffです。これは、「1トレードあたりの平均利益額」を示しています。
求め方ですが、まず、投資戦略レポート(Strategy Tester Report)を見てください。
Total net profit:5421.83
Total trades:67
総利益額をトレード数で割ったものが、Expected payoffとなります。つまり、トレード1回あたりに得られる利益の平均額ですね。
普通、これを見ることはあまりないかもしれませんが、「特殊なトレード」では重要になってきます。
ちなみに、今回の例として使っているトレーディングシステムではあまり気にする必要はないかもしれません。(本当は、気にした方がいいですけど。)
どんな場合に注意が必要かというと、スキャスピング系等のトレードシステムの場合です。スキャルピング系のトレードシステムの場合には、1回のトレードで数pipsの利ざやを稼ぎます。0.1ロット(1万通貨単位)であれば、1回のトレードで数ドル、つまり、Expected payoffが4(単位は米ドルなど)とかになるわけです。
で、バックテストを行った時より、実際のトレードではスプレッドが2pipsだけ大きくなっている場合には、4あったExpected payoffが2になってしまうということがわかるわけです。(あるいは、約定の際のスリップが損益に大きく関係してきます。)
このように、Expected payoffが小さい場合には、相場の状況やFX業者(ブローカー)毎の条件が大きく関わってくるので、注意が必要ということになります。
あまり馴染みがない項目ですけど、トレーディングシステムによっては重要になってきますので、確認した方がいいと思います。
ちょっとわかりにくい話かもしれませんね。
グダグダノセツメイハマダマダツヅキマス
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2009年03月19日
トレーディングシステムの選び方(6)
「トレーディングシステムの選び方」の6回目です。
前回の続きですが、いよいよトレーディングシステムの中身の評価になります。
ダレカガヨンデクレテルノカナー
で、トレーディングシステムの評価で一番重要なことは...
自分が納得できるトレーディングシステムかどうか
ということです。
こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、コレ事実です。
購入した(製作した)後で、責任を取るのは自分ですからね。システムの販売業者が「損失が出たら購入代金を返金します」なんてことを言っても、損失額に比べればスズメの涙程度のものでしょうし。
おっと、また、脱線に...。
ダッセンナノニモジノイロヲカエルカンリニンノカンセイガシンジラレナイナー
評価するのは、前回からおなじみのこちらのシステムです。(クリックして拡大してくださいね。)
あと、復習を兼ねて、主な項目の日本語訳を付けておきます。
※クリックすると大きくなります。
まず見ていただきたいのが、以下の2点です。
(1)いくらまで資金(口座資金)がどの程度増えたか
(2)資金がどのように増えていったのか
(1)は、運用者(利用者)にとっては、一番気になるところです。これはご自分で「満足できるかどうか」が基準になります。
一定期間内でいくら儲けたいかなんて、自分で決めるしかありませんからね。
画像を見てください。「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)ですね。
Strategy Tester Reportには、下記の数字があります。
Total net profit:5421.83
Gross profit:8968.94
Gross loss:-3547.12
※単位は米ドルです。初期口座資金は1万ドル、ロット数は0.1ロット(1万通貨)
この期間(約10年)でのトレード数(Total trades)は、67回であるとReportからわかります。
1年で、6、7回のトレードということになります。1、2ヶ月で1回という売買回数はかなり少ないトレーディングシステムということがわまります。
これを選ぶかどうかは、運用者(利用者)の好みかと思います。じっくりとトレードしたい人向きであることは確かで、スキャルピングやデイトレードを好む投資家には不向きのシステムです。
ちなみに管理人の場合には、この例のようなトレンドフォロータイプのシステムの複数運用を基本として、いくつかの逆張りEAを運用させています。また、1つだけですが市販のスキャルピング系のEAを使っています。
スキャルピングというのは、数pipsのごく小さな利益を取りにいく戦略のことです。これを何回も繰り返すわけです。
トレンドフォロータイプのトレーディングシステムを複数運用させていますから、トレード回数が少ないということもありません。週単位でみても複数のトレードが成立しますし、足の期間(タイムフレーム)が日足の場合には、長期間ポジションを持ち続けることもあります。
こういった、お任せができるるというのも、「自動売買」の利点でもあります。
そうそう、余談ですが(マタカ?)、特定の通過ペアにはこだわりません。むしろ、傾向の異なる通貨ペアを売買の対象にすることで、リスクの軽減化も図れると考えています。
ここまでが損益に関する考察です。
アリャー,マタ,ナガクナッタナー
次は、(2)の「資金がどのように増えていったのか」を見ていきましょう。
(2)はとても重要です。グラフの形状そのものがトレーディングシステムの傾向を表します。トレーディングシステムの評価を行う上で最も重要なのがこの「損益グラフ」になります。
グラフを見る際、以下を意識することをおすすめします。
(ア)大きなドローダウンがないか?
(イ)損益が激しく波打っていないか?
では、ここでも添付した図(「Strategy Tester Report」)を見ていきましょう。
グラフの形状はどうでしょうか?
グラフを見ると、最初の3分の1くらいは苦戦していますが、それ以降の期間では順調に資金が増えているように思えます。
まあまあのシステムと言えるのではないでしょうか?
ちなみに(マタ?)、このシステムはもう少し良い成績なのですが、ちょっと悪く見せるためパラメータ設定を「改悪」しています。ホントカナー
トレーディングシステムの開発者は、当然、この利益が上がらない期間に着目します。どのような理由で利益が上がらないのか?ということを考えるわけです。
ただ、システムを購入する場合には、バックテスト結果の詳細情報が得られない場合がありますので、可能であれば開発者や販売者に質問するのがよろしいかと思います。あくまでも、可能であれば...ということですけど。
だって、やっぱり気になりますよね。
トレーディングシステムというのは、どんな相場でも機能して欲しいと思いますし、開発する側にとってもそうさせたいと思うわけですが、全ての相場で機能するようなシステムというのはなかなかあるものではありません。
それでも、得意とする相場とそうではない相場について等の説明は欲しいところです。開発者が一番よく知っているはずですからね。
話を元に戻します。
グラフの形状からわかることは、
利益が上がらない期間が存在する一方、大きく利益を伸ばすこともある
というところでしょうか。
種明かしをしてしまえば、これはトレンドフォロータイプでトレイリングストップを採用したシステムです。グラフをよく見ると、大きな利益を上げている期間(トレード)があるのがお判りになると思います。
グラフを見る上でのポイント(イ)「損益が激しく波打っていないか?」ですが、こちらについては問題がないように管理人は考えます。
大きく勝って、小さく負けるを繰り返していますが、これはトレンドフォロータイプの特性そのものです。これは、好みになりますけどね。
ナニコレ?ナガイ!
長くなりすぎたので、次に続きます...。
そうそう、右肩上がりだから優秀なシステムというわけでもありません。
このあたりのことも、今後、お話していくつもりです。
ほぼ?毎日更新中
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↑お仲間ブログです。
前回の続きですが、いよいよトレーディングシステムの中身の評価になります。
ダレカガヨンデクレテルノカナー
で、トレーディングシステムの評価で一番重要なことは...
自分が納得できるトレーディングシステムかどうか
ということです。
こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、コレ事実です。
購入した(製作した)後で、責任を取るのは自分ですからね。システムの販売業者が「損失が出たら購入代金を返金します」なんてことを言っても、損失額に比べればスズメの涙程度のものでしょうし。
おっと、また、脱線に...。
ダッセンナノニモジノイロヲカエルカンリニンノカンセイガシンジラレナイナー
評価するのは、前回からおなじみのこちらのシステムです。(クリックして拡大してくださいね。)
あと、復習を兼ねて、主な項目の日本語訳を付けておきます。
※クリックすると大きくなります。
用語 | 用語/説明 |
Initial deposit | 口座初期資金 |
Total trade | 総トレード数 |
Total net profit | 総損益額 (総利益額-総損失額) |
Gross profit | 総利益額 |
Gross loss | 総損失額 |
P/F(Profit Factor) | プロフィットファクター (総利益額÷総損失額) |
Expected payoff | トレードあたりの平均利益額 |
Absolute drowdown | 絶対ドローダウン (損失額÷初期資金) |
Maximal drawdown | 最大ドローダウン |
Short Positions (won %) | 売りポジション数(勝率) |
Long Positions (won %) | 買いポジション数(勝率) |
まず見ていただきたいのが、以下の2点です。
(1)いくらまで資金(口座資金)がどの程度増えたか
(2)資金がどのように増えていったのか
(1)は、運用者(利用者)にとっては、一番気になるところです。これはご自分で「満足できるかどうか」が基準になります。
一定期間内でいくら儲けたいかなんて、自分で決めるしかありませんからね。
画像を見てください。「Strategy Tester Report」(投資戦略レポート)ですね。
Strategy Tester Reportには、下記の数字があります。
Total net profit:5421.83
Gross profit:8968.94
Gross loss:-3547.12
※単位は米ドルです。初期口座資金は1万ドル、ロット数は0.1ロット(1万通貨)
この期間(約10年)でのトレード数(Total trades)は、67回であるとReportからわかります。
1年で、6、7回のトレードということになります。1、2ヶ月で1回という売買回数はかなり少ないトレーディングシステムということがわまります。
これを選ぶかどうかは、運用者(利用者)の好みかと思います。じっくりとトレードしたい人向きであることは確かで、スキャルピングやデイトレードを好む投資家には不向きのシステムです。
ちなみに管理人の場合には、この例のようなトレンドフォロータイプのシステムの複数運用を基本として、いくつかの逆張りEAを運用させています。また、1つだけですが市販のスキャルピング系のEAを使っています。
スキャルピングというのは、数pipsのごく小さな利益を取りにいく戦略のことです。これを何回も繰り返すわけです。
トレンドフォロータイプのトレーディングシステムを複数運用させていますから、トレード回数が少ないということもありません。週単位でみても複数のトレードが成立しますし、足の期間(タイムフレーム)が日足の場合には、長期間ポジションを持ち続けることもあります。
こういった、お任せができるるというのも、「自動売買」の利点でもあります。
そうそう、余談ですが(マタカ?)、特定の通過ペアにはこだわりません。むしろ、傾向の異なる通貨ペアを売買の対象にすることで、リスクの軽減化も図れると考えています。
ここまでが損益に関する考察です。
アリャー,マタ,ナガクナッタナー
次は、(2)の「資金がどのように増えていったのか」を見ていきましょう。
(2)はとても重要です。グラフの形状そのものがトレーディングシステムの傾向を表します。トレーディングシステムの評価を行う上で最も重要なのがこの「損益グラフ」になります。
グラフを見る際、以下を意識することをおすすめします。
(ア)大きなドローダウンがないか?
(イ)損益が激しく波打っていないか?
では、ここでも添付した図(「Strategy Tester Report」)を見ていきましょう。
グラフの形状はどうでしょうか?
グラフを見ると、最初の3分の1くらいは苦戦していますが、それ以降の期間では順調に資金が増えているように思えます。
まあまあのシステムと言えるのではないでしょうか?
ちなみに(マタ?)、このシステムはもう少し良い成績なのですが、ちょっと悪く見せるためパラメータ設定を「改悪」しています。ホントカナー
トレーディングシステムの開発者は、当然、この利益が上がらない期間に着目します。どのような理由で利益が上がらないのか?ということを考えるわけです。
ただ、システムを購入する場合には、バックテスト結果の詳細情報が得られない場合がありますので、可能であれば開発者や販売者に質問するのがよろしいかと思います。あくまでも、可能であれば...ということですけど。
だって、やっぱり気になりますよね。
トレーディングシステムというのは、どんな相場でも機能して欲しいと思いますし、開発する側にとってもそうさせたいと思うわけですが、全ての相場で機能するようなシステムというのはなかなかあるものではありません。
それでも、得意とする相場とそうではない相場について等の説明は欲しいところです。開発者が一番よく知っているはずですからね。
話を元に戻します。
グラフの形状からわかることは、
利益が上がらない期間が存在する一方、大きく利益を伸ばすこともある
というところでしょうか。
種明かしをしてしまえば、これはトレンドフォロータイプでトレイリングストップを採用したシステムです。グラフをよく見ると、大きな利益を上げている期間(トレード)があるのがお判りになると思います。
グラフを見る上でのポイント(イ)「損益が激しく波打っていないか?」ですが、こちらについては問題がないように管理人は考えます。
大きく勝って、小さく負けるを繰り返していますが、これはトレンドフォロータイプの特性そのものです。これは、好みになりますけどね。
ナニコレ?ナガイ!
長くなりすぎたので、次に続きます...。
そうそう、右肩上がりだから優秀なシステムというわけでもありません。
このあたりのことも、今後、お話していくつもりです。
ほぼ?毎日更新中
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2009年03月18日
トレーディングシステムの選び方(5)
ダラダラと「トレーディングシステムの選び方」の5回目です。
今回からは、前回紹介したバックテスト結果について、少し詳しく見ていきたいと思います。
初めて見た人には、暗号文か何かのように感じるかもしれませんが、それほど難しいものではありませんので、しばしお付き合いください。
↑クリックすると拡大します。(黒塗りはご勘弁)
「Strategy Tester」というのは、メタトレーダーで行うバックテスト等の機能をいいます。「投資のための戦略テスト」と言えばよいでしょうか。この結果をReportとして出力したのが、上記の画像です。
このレポートの上から、2行目までは特に説明は要らないと思います。この場合は「通貨ペア」はドル円(USDJPY)、「期間」は1999.01.26 16:00 - 2009.03.05 23:59を対象にバックテストを行ったということです。4時間足というのは、解析(バックテスト)に利用したタイムフレーム(足の長さ)を示しています。
※タイムフレームとは、例えば、日足や1時間足、15分足等、ロウソク足を作る時間のことです。例えば、日足ではローソク足1本は1日分の値動きを示していますよね。そんな感じのものです。
次に、「モデル」というものがあります。
メタトレーダーでは、次の3種類のモデルがあります。
メタトレーダーで利用できるモデル
(1)Every Tick
(2)Control Points
(3)Open Price Only
上記の3つのモデルがあり、その都度、使い分ける必要があります。
なお、これらの使い分けについては、後日、記事にするつもりですが、バックテストさせるトレーディングシステムによっては、モデルにより大きく結果が違ってくる場合がありますので、注意が必要です。
今回は、(3)の「Open Price Only」を利用しました。
次に「パラメータ」とあります。ここでいうパラメータとは、テストしたトレーディングシステムで設定されているパラメータのうち、テストの実施者が設定できるパラメータとその設定値がここに表示されます。逆に考えると、プログラム内で固定されたパラメータはここには表示されません。市販の多くのトレーディングシステムでは、パラメータそのものが秘密ですので、ここに表示されない場合も多いと思います。そもそも、バックテストできない市販のトレーディングシステムもたくさんありますけど。
上記の例(バックテスト結果の画像)では、パラメータを表示させてしまっていますので、黒塗りにしました。一応、企業秘密ということで(笑)
「Bars in test」や「Modelling quality」については、上記の「モデル」に関係するもので、こちらについても後日説明させていただくことになると思います。
おっと、本題に入る前なのに既に長い...
次の回では、それぞれの数値を見ていきます。
イツニナッタラオワルノカナー
↑お仲間ブログです。
今回からは、前回紹介したバックテスト結果について、少し詳しく見ていきたいと思います。
初めて見た人には、暗号文か何かのように感じるかもしれませんが、それほど難しいものではありませんので、しばしお付き合いください。
↑クリックすると拡大します。(黒塗りはご勘弁)
「Strategy Tester」というのは、メタトレーダーで行うバックテスト等の機能をいいます。「投資のための戦略テスト」と言えばよいでしょうか。この結果をReportとして出力したのが、上記の画像です。
このレポートの上から、2行目までは特に説明は要らないと思います。この場合は「通貨ペア」はドル円(USDJPY)、「期間」は1999.01.26 16:00 - 2009.03.05 23:59を対象にバックテストを行ったということです。4時間足というのは、解析(バックテスト)に利用したタイムフレーム(足の長さ)を示しています。
※タイムフレームとは、例えば、日足や1時間足、15分足等、ロウソク足を作る時間のことです。例えば、日足ではローソク足1本は1日分の値動きを示していますよね。そんな感じのものです。
次に、「モデル」というものがあります。
メタトレーダーでは、次の3種類のモデルがあります。
メタトレーダーで利用できるモデル
(1)Every Tick
(2)Control Points
(3)Open Price Only
上記の3つのモデルがあり、その都度、使い分ける必要があります。
なお、これらの使い分けについては、後日、記事にするつもりですが、バックテストさせるトレーディングシステムによっては、モデルにより大きく結果が違ってくる場合がありますので、注意が必要です。
今回は、(3)の「Open Price Only」を利用しました。
次に「パラメータ」とあります。ここでいうパラメータとは、テストしたトレーディングシステムで設定されているパラメータのうち、テストの実施者が設定できるパラメータとその設定値がここに表示されます。逆に考えると、プログラム内で固定されたパラメータはここには表示されません。市販の多くのトレーディングシステムでは、パラメータそのものが秘密ですので、ここに表示されない場合も多いと思います。そもそも、バックテストできない市販のトレーディングシステムもたくさんありますけど。
上記の例(バックテスト結果の画像)では、パラメータを表示させてしまっていますので、黒塗りにしました。一応、企業秘密ということで(笑)
「Bars in test」や「Modelling quality」については、上記の「モデル」に関係するもので、こちらについても後日説明させていただくことになると思います。
おっと、本題に入る前なのに既に長い...
次の回では、それぞれの数値を見ていきます。
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2009年03月17日
トレーディングシステムの選び方(4)
トレーディングシステムの選び方の第4回です。
今回から少しだけ具体的な話に突入します。
今回のお題は、「バックテスト結果を見てみる」です。
今回だけで終わらないヨナー ということで、数回続くと思います。
以下の画像は、メタトレーダー(MT4)で行ったバックテスト結果です。もちろん、テストを行うツールによって出力(表示)は変わりますが、表示される内容はほとんど同じです。
※クリックすると大きくなります。
※黒の塗りつぶしは企業秘密(笑)
なにやら、英語と数字が混在して敷居が高そうですね。
主な語句(用語)を抜き取ると以下のようになります。
日本語に変換してしますと、それほど難しくはないですよね?
もちろん、初めて耳にする「用語」がほとんどかもしれませんけど、用語の定義そのものは決して難しいものではありません。
なお、他の用語も覚えておきたいところですが、今の段階では上記をしっかりと理解しておきましょう。
次回以降では、具体例を用いてトレーディングシステムの評価について考えていきたいと思います。
ハナシガサキニススマナイナー ツウカ ナンニモセツメイシテナイジャン
ほぼ?毎日更新中
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今回から少しだけ具体的な話に突入します。
今回のお題は、「バックテスト結果を見てみる」です。
今回だけで終わらないヨナー ということで、数回続くと思います。
以下の画像は、メタトレーダー(MT4)で行ったバックテスト結果です。もちろん、テストを行うツールによって出力(表示)は変わりますが、表示される内容はほとんど同じです。
※クリックすると大きくなります。
※黒の塗りつぶしは企業秘密(笑)
なにやら、英語と数字が混在して敷居が高そうですね。
主な語句(用語)を抜き取ると以下のようになります。
用語 | 用語/説明 |
Initial deposit | 口座初期資金 |
Total trade | 総トレード数 |
Total net profit | 総損益額 (総利益額-総損失額) |
Gross profit | 総利益額 |
Gross loss | 総損失額 |
P/F(Profit Factor) | プロフィットファクター (総利益額÷総損失額) |
Expected payoff | トレードあたりの平均利益額 |
Absolute drowdown | 絶対ドローダウン (損失額÷初期資金) |
Maximal drawdown | 最大ドローダウン |
Short Positions (won %) | 売りポジション数(勝率) |
Long Positions (won %) | 買いポジション数(勝率) |
日本語に変換してしますと、それほど難しくはないですよね?
もちろん、初めて耳にする「用語」がほとんどかもしれませんけど、用語の定義そのものは決して難しいものではありません。
なお、他の用語も覚えておきたいところですが、今の段階では上記をしっかりと理解しておきましょう。
次回以降では、具体例を用いてトレーディングシステムの評価について考えていきたいと思います。
ハナシガサキニススマナイナー ツウカ ナンニモセツメイシテナイジャン
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2009年03月16日
「今昔物語」でこってり味噌ラーメン
中野栄駅近くの「今昔物語」さんで味噌ラーメンセットを注文です。
「今昔物語」さんは、麺の太さとあっさりかこってりのスープを選ぶことができます。
今日は、麺は太麺、味はこってりでお願いしました。
味噌ラーメン(こってり、太麺)
いつものようにセットにしました。750円也
ご飯茶碗が大きく見えるかもしれませんが、ラーメンどんぶりがの見た目が小さいと言った方がいいかもしれません。普通よりも深めですね。お腹一杯です。
ほぼ?毎日更新中
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「今昔物語」さんは、麺の太さとあっさりかこってりのスープを選ぶことができます。
今日は、麺は太麺、味はこってりでお願いしました。
味噌ラーメン(こってり、太麺)
いつものようにセットにしました。750円也
ご飯茶碗が大きく見えるかもしれませんが、ラーメンどんぶりがの見た目が小さいと言った方がいいかもしれません。普通よりも深めですね。お腹一杯です。
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2009年03月16日
パソコン故障
パソコンのモニターが壊れました。
何かが映っているかはわかりますが、「砂の嵐フィルター」を被せたような感じで、文字等は全く読み取れません。下の画像だと、それほど酷くは見えないのですが、現物は使い物にはならない状態です。(中央の四角は火星かどっかの地形図だったかな?)
ソレニシテモキタナイデスクトップガメンダナー
故障したのは19インチの液晶モニターですが、確か4年以上も前に購入したもので、購入費用は当時は4万円台だっと思います。
4万円÷4年=1万円/年
まあ、1日30円ってところですね。
パソコン本体の方の動きがおかしかったので、新しいPCを購入してこのモニターの有効利用について考えていたのですが、先にモニターが逝ってしまいました。
これですっきり、取り替えられます←ナミダメデマケオシミカア?
モニターの電源ON/OFF
モニターケーブルを抜き差し
モニターの調整メニューを弄ってみる(無意味?)
隣の別のパソコンと接続→状況継続
ということで、たぶん故障は確定です。昨日の晩まで動いていたのに...
気分が↓なので、今日はラーメン食べてきます!
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何かが映っているかはわかりますが、「砂の嵐フィルター」を被せたような感じで、文字等は全く読み取れません。下の画像だと、それほど酷くは見えないのですが、現物は使い物にはならない状態です。(中央の四角は火星かどっかの地形図だったかな?)
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故障したのは19インチの液晶モニターですが、確か4年以上も前に購入したもので、購入費用は当時は4万円台だっと思います。
4万円÷4年=1万円/年
まあ、1日30円ってところですね。
パソコン本体の方の動きがおかしかったので、新しいPCを購入してこのモニターの有効利用について考えていたのですが、先にモニターが逝ってしまいました。
これですっきり、取り替えられます←ナミダメデマケオシミカア?
モニターの電源ON/OFF
モニターケーブルを抜き差し
モニターの調整メニューを弄ってみる(無意味?)
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ということで、たぶん故障は確定です。昨日の晩まで動いていたのに...
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2009年03月14日
トレーディングシステムの選び方(3)
トレーディングシステムの選び方、その3です。
トレーディングシステム(売買システム)を選ぶにあたって重要かつよく目にするのが、バックテスト結果です。このブログでも損益グラフを紹介していますが、多くの場合はバックテスト結果ですね。
↑バックテスト結果の一例です。システムの評価ではこれだけでは不十分ですけど。
--------------------------------------------------
販売されているFX商材のセールスレターを読んでいると、このバックテスト結果さえ提示していない場合があります。管理人的にはとても信じられません...。
--------------------------------------------------
バックテストはトレーディングシステムの評価を行ううえでもっとも重要な試験なのですが、それ以外にもトレーディングシステムの構築のためには様々な試験を行う必要があります。
ここでは、最低限行うべき3つの試験(テスト)について紹介しておきたいと思います。
試験の種類
(1)バックテスト
(2)フォワードテスト
(3)運用試験
おっと、各種試験(テスト)の説明の前に、お話しておくべきことがありました。
トレーディングシステムでは様々なパラメータを決める必要があります。
例えば、2本の移動平均線がクロスすることをきっかけには売買をさせるトレーディングシステムの場合には、2本の移動平均線を算出するためのそれぞれの期間がパラメータに該当するわけです。
具体例)
移動平均線:20期間、40期間 ←20と40がパラメータ
トレーディングシステムを構築においては、「成績」がよくなるようにパラメータを決めるわけで、これは過去のデータを利用して求めることになります。
なお、このパラメータを求める作業のことを「パラメータチューニング」とか「パラメータの最適化」と言います。
さて、ここまではよろしいでしょうか?
ここから、各種試験について説明していきます。
まず、バックテストですが、一言で言うと「過去データを用いた試験」ということになります。
例えば、過去10年分のデータを用いてパラメータチューニングを行い、その期間にについて試験を行うわけです。これが、バックテストということになります。
図だと、こんなかんじです。
過去のデータ 現在 → 未来
---------------------------------------------------------------|--------------------------------
<----------------------------------------------------------->
この期間でパラメータの最適化を行い、さらにはバックテストを行う
しかし、問題があります。
いくら過去のデータを使ってバックテストを行った結果がよくても、未来にそのトレーディングシステムが有効かどうかの判断はできません。まあ、未来のことは誰にもわかりませんから、当然なのですが、他の問題として、パラメータの決め方等に問題が発生している場合もあるわけです。(例えば、カーブフィッテングというパラメータの過度な最適化も考える必要があります。)
実際使ってみて判断というのもあるかもしれませんが、普通はフォワードテストという考え方(作業)を導入します。
未来のデータを入手するわけにも行きませんから、過去のデータを使ってなんとかしましょう。
このため、過去のデータを下図のように2つの期間(期間Aと期間B)に分割します。
過去のデータ 現在 → 未来
---------------------------------------------------------------|--------------------------------
<-------------------------------------><-------------------->
期間A 期間B
期間Bは現在から見れば過去のデータですが、期間Aからみれば未来ですね(笑)
そうです。
期間Aでパラメータの最適化を行い、バックテストを行ってみます。その成績が満足できるものなら、同じパラメータ設定のままで期間Bに対しても試験を行います。これがフォワードテストというものです。
これで、未来のデータを使って試験をしたということになります。(未来で試験をした「つもり」になります。)
では、最後に、(3)の運用試験についてです。
運用試験というのは、過去のデータではなく、トレーディングシステムを実際に動かすことです。
メタトレーダーを採用するFX業者(ブローカー)では、デモ口座で自動売買できますので、こういった環境を利用することになります。また、デモ口座を使えない場合には、投資金額を小さくするなどの方法があります。
運用試験の目的は、トレーディングシステムの性能の確認という観点もありますが、一番重要なのはプログラムミス(バグ)等が発生していないかどうを確認することでもあります。
バックテストやフォワードテスト等の過去データを使った解析では、見つからなかったバグをこの「運用試験」で見つけ出すわけです。
例えば、注文を出したつもりなのに売買が成立しない、とか、プログラム(トレーディングシステム)が異常終了するとか...等々
※運用試験をフォワードテストを呼ぶ場合もあります。
ちょっと難しい話になりかけてますね。
システムトレードの構築には3つの過程(作業)があるということがご理解できれば、今のところはそれで十分かと思います。
次回以降、もう少しディープな話題に入っていくと思います。
ほぼ?毎日更新中
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トレーディングシステム(売買システム)を選ぶにあたって重要かつよく目にするのが、バックテスト結果です。このブログでも損益グラフを紹介していますが、多くの場合はバックテスト結果ですね。
↑バックテスト結果の一例です。システムの評価ではこれだけでは不十分ですけど。
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販売されているFX商材のセールスレターを読んでいると、このバックテスト結果さえ提示していない場合があります。管理人的にはとても信じられません...。
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バックテストはトレーディングシステムの評価を行ううえでもっとも重要な試験なのですが、それ以外にもトレーディングシステムの構築のためには様々な試験を行う必要があります。
ここでは、最低限行うべき3つの試験(テスト)について紹介しておきたいと思います。
試験の種類
(1)バックテスト
(2)フォワードテスト
(3)運用試験
おっと、各種試験(テスト)の説明の前に、お話しておくべきことがありました。
トレーディングシステムでは様々なパラメータを決める必要があります。
例えば、2本の移動平均線がクロスすることをきっかけには売買をさせるトレーディングシステムの場合には、2本の移動平均線を算出するためのそれぞれの期間がパラメータに該当するわけです。
具体例)
移動平均線:20期間、40期間 ←20と40がパラメータ
トレーディングシステムを構築においては、「成績」がよくなるようにパラメータを決めるわけで、これは過去のデータを利用して求めることになります。
なお、このパラメータを求める作業のことを「パラメータチューニング」とか「パラメータの最適化」と言います。
さて、ここまではよろしいでしょうか?
ここから、各種試験について説明していきます。
まず、バックテストですが、一言で言うと「過去データを用いた試験」ということになります。
例えば、過去10年分のデータを用いてパラメータチューニングを行い、その期間にについて試験を行うわけです。これが、バックテストということになります。
図だと、こんなかんじです。
過去のデータ 現在 → 未来
---------------------------------------------------------------|--------------------------------
<----------------------------------------------------------->
この期間でパラメータの最適化を行い、さらにはバックテストを行う
しかし、問題があります。
いくら過去のデータを使ってバックテストを行った結果がよくても、未来にそのトレーディングシステムが有効かどうかの判断はできません。まあ、未来のことは誰にもわかりませんから、当然なのですが、他の問題として、パラメータの決め方等に問題が発生している場合もあるわけです。(例えば、カーブフィッテングというパラメータの過度な最適化も考える必要があります。)
実際使ってみて判断というのもあるかもしれませんが、普通はフォワードテストという考え方(作業)を導入します。
未来のデータを入手するわけにも行きませんから、過去のデータを使ってなんとかしましょう。
このため、過去のデータを下図のように2つの期間(期間Aと期間B)に分割します。
過去のデータ 現在 → 未来
---------------------------------------------------------------|--------------------------------
<-------------------------------------><-------------------->
期間A 期間B
期間Bは現在から見れば過去のデータですが、期間Aからみれば未来ですね(笑)
そうです。
期間Aでパラメータの最適化を行い、バックテストを行ってみます。その成績が満足できるものなら、同じパラメータ設定のままで期間Bに対しても試験を行います。これがフォワードテストというものです。
これで、未来のデータを使って試験をしたということになります。(未来で試験をした「つもり」になります。)
では、最後に、(3)の運用試験についてです。
運用試験というのは、過去のデータではなく、トレーディングシステムを実際に動かすことです。
メタトレーダーを採用するFX業者(ブローカー)では、デモ口座で自動売買できますので、こういった環境を利用することになります。また、デモ口座を使えない場合には、投資金額を小さくするなどの方法があります。
運用試験の目的は、トレーディングシステムの性能の確認という観点もありますが、一番重要なのはプログラムミス(バグ)等が発生していないかどうを確認することでもあります。
バックテストやフォワードテスト等の過去データを使った解析では、見つからなかったバグをこの「運用試験」で見つけ出すわけです。
例えば、注文を出したつもりなのに売買が成立しない、とか、プログラム(トレーディングシステム)が異常終了するとか...等々
※運用試験をフォワードテストを呼ぶ場合もあります。
ちょっと難しい話になりかけてますね。
システムトレードの構築には3つの過程(作業)があるということがご理解できれば、今のところはそれで十分かと思います。
次回以降、もう少しディープな話題に入っていくと思います。
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2009年03月12日
トレーディングシステムの選び方(2)
「トレーディングシステムの選び方」の第2回です。
なお、これは管理人が言いたいことをずらずらと書き記すシリーズです。
前回の記事では、2つの損益グラフを見ていただきました。
再掲するとこんな感じのグラフです。(メタトレーダーでのバックテスト結果です。)
図1:ZUSDHT01の損益グラフ
図2:ZUSDHT01spの損益グラフ
どちらも同じトレーディングシステムなのですが、1つのパラメータの値を変えた結果です。このことは前回の記事に書きましたね。
どんなシステムかというと、ある逆張り用のテクニカル指標を使って売買シグナルを発生させ、これにマルチンゲール法(マーチンゲール法)を利用してポジションを管理させています。
※マルチンゲールって何?って方は、これかこれをご参照ください。
マルチンゲール法って簡単に言ってしまうと、「ギャンブルなどで負けた時、次は前の掛け金の倍額を賭け続ける(繰り返す)方法」です。持ち金(資金)が十分にあれば、必ず勝てることになりますが、普通は資金が十分にはないので、1回の「失敗」で破産する可能性を持つ怖い仕組みです。
おっと、また寄り道だ。本題は...トレーディングシステムの選び方ですね。
何を言いたいのかというと、上記のように「損益グラフが右肩上がりなシステムであったとしても、それがいいシステムかどうかはわからない」ということです。
上記の例で言えば、パラメータを変えた結果は、購入者は見ることができない可能性もあるわけですからね。ちょっとパラメータをいじくることで、こんなにも悲惨な結果になってしまうなんて、普通は思えませんよね。それが複数のパラメータが関係してくるともう...。
実はコレ、非常に悩ましくて、トレーディングシステムの購入者(利用者)だけがわかっていないわけではなく、システムの販売者あるいは開発者もわかっていない可能性もあります。
こう言ってしまうと身も蓋も無いわけですけど...。しかし、怪しげなシステムが売買されているのを見ると、そう思わざるを得ないのですよ。
ただそれでも、システムを評価する上で、気をつけなければならないポイントと明らかな間違いというのはあるわけで、「絶対に儲かるシステム」を選ぶことはできないけれども、「問題あるシステム」を見極める方法はあるようにも考えています。
おお!かなりのお題だ!>管理人
実はコレ、開発者側にとっても重要なのですが、こういったお話を少しずつしていければなと考えています。
ちょっとトーンダウンしているぞ!>管理人
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なお、これは管理人が言いたいことをずらずらと書き記すシリーズです。
前回の記事では、2つの損益グラフを見ていただきました。
再掲するとこんな感じのグラフです。(メタトレーダーでのバックテスト結果です。)
図1:ZUSDHT01の損益グラフ
図2:ZUSDHT01spの損益グラフ
どちらも同じトレーディングシステムなのですが、1つのパラメータの値を変えた結果です。このことは前回の記事に書きましたね。
どんなシステムかというと、ある逆張り用のテクニカル指標を使って売買シグナルを発生させ、これにマルチンゲール法(マーチンゲール法)を利用してポジションを管理させています。
※マルチンゲールって何?って方は、これかこれをご参照ください。
マルチンゲール法って簡単に言ってしまうと、「ギャンブルなどで負けた時、次は前の掛け金の倍額を賭け続ける(繰り返す)方法」です。持ち金(資金)が十分にあれば、必ず勝てることになりますが、普通は資金が十分にはないので、1回の「失敗」で破産する可能性を持つ怖い仕組みです。
おっと、また寄り道だ。本題は...トレーディングシステムの選び方ですね。
何を言いたいのかというと、上記のように「損益グラフが右肩上がりなシステムであったとしても、それがいいシステムかどうかはわからない」ということです。
上記の例で言えば、パラメータを変えた結果は、購入者は見ることができない可能性もあるわけですからね。ちょっとパラメータをいじくることで、こんなにも悲惨な結果になってしまうなんて、普通は思えませんよね。それが複数のパラメータが関係してくるともう...。
実はコレ、非常に悩ましくて、トレーディングシステムの購入者(利用者)だけがわかっていないわけではなく、システムの販売者あるいは開発者もわかっていない可能性もあります。
こう言ってしまうと身も蓋も無いわけですけど...。しかし、怪しげなシステムが売買されているのを見ると、そう思わざるを得ないのですよ。
ただそれでも、システムを評価する上で、気をつけなければならないポイントと明らかな間違いというのはあるわけで、「絶対に儲かるシステム」を選ぶことはできないけれども、「問題あるシステム」を見極める方法はあるようにも考えています。
おお!かなりのお題だ!>管理人
実はコレ、開発者側にとっても重要なのですが、こういったお話を少しずつしていければなと考えています。
ちょっとトーンダウンしているぞ!>管理人
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2009年03月10日
トレーディングシステムの選び方(1)
久しぶりの投資ネタです。
今日は、トレーディングシステムの選び方について考えていきたいと思います。
えっと、具体例を示していきましょう。
図1:ZUSDHT01の損益グラフ
上記は管理人が開発したZUSDHT01(Zettai Urenai Sistemu Datte Hontouwa Tsukaenaikara ver1.0)という自動売買システム(メタトレーダーのEA)のバックテスト結果です。
損益:5118.32
プロフィットファクター(P/F):4.50
最大ドローダウン(%):1120.38(9.14%)
まあまあではないかと思えませんか?
損益グラフも右肩上がりですし、大きなドローダウンも無いようです。でも、これって使えないんですよ。少なくとも管理人は使う気にはなれません。
それは何故か?
答えの前に、次のグラフを見てみましょう。
図2:ZUSDHT01spの損益グラフ
これは同じシステムの損益グラフです。違いは、複数のパラメータのうちの1つを変えてみました。ちょっと極端な例ではあるかもしれませんが、安定していると思われたシステムのただ1つを変えただけでこのような結果になります。
このへんの話はややこしいのですが、こういったトレーディングシステムを使い始める場合あるいは購入する場合に知っておくべきなのは、トレーディングシステム(売買システム)における損益グラフやP/Fやドローダウン等の数値はどうにでもなるということです。
別に数値を誤魔化しているわけではなく、作れちゃうんですよ。
というような話を今後何回かしていきたいと思います。
需要があるのかどうかわかりませんけど。
答えはどうした?>管理人!
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今日は、トレーディングシステムの選び方について考えていきたいと思います。
えっと、具体例を示していきましょう。
図1:ZUSDHT01の損益グラフ
上記は管理人が開発したZUSDHT01(Zettai Urenai Sistemu Datte Hontouwa Tsukaenaikara ver1.0)という自動売買システム(メタトレーダーのEA)のバックテスト結果です。
損益:5118.32
プロフィットファクター(P/F):4.50
最大ドローダウン(%):1120.38(9.14%)
まあまあではないかと思えませんか?
損益グラフも右肩上がりですし、大きなドローダウンも無いようです。でも、これって使えないんですよ。少なくとも管理人は使う気にはなれません。
それは何故か?
答えの前に、次のグラフを見てみましょう。
図2:ZUSDHT01spの損益グラフ
これは同じシステムの損益グラフです。違いは、複数のパラメータのうちの1つを変えてみました。ちょっと極端な例ではあるかもしれませんが、安定していると思われたシステムのただ1つを変えただけでこのような結果になります。
このへんの話はややこしいのですが、こういったトレーディングシステムを使い始める場合あるいは購入する場合に知っておくべきなのは、トレーディングシステム(売買システム)における損益グラフやP/Fやドローダウン等の数値はどうにでもなるということです。
別に数値を誤魔化しているわけではなく、作れちゃうんですよ。
というような話を今後何回かしていきたいと思います。
需要があるのかどうかわかりませんけど。
答えはどうした?>管理人!
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2009年03月06日
「かっぱ亭」の博多ラーメン
以前から気になっていた「かっぱ亭」に行ってきました。
癖のある博多ラーメンですが、このお店ではとんこつが苦手な人でも美味しく食することができるかもしれません。とんこつ特有の臭いが少ない、いやほとんど感じられないと申した方がいいラーメンです。博多ラーメンに限らず、とんこつベースのスープのラーメン屋さんでは、店に入ると少なからずあの臭いがするものですが、このお店では全く感じられませんでした。
出されたラーメンからも皆無。とんこつ免疫の無い仙台人でも美味しくいただけるのではないかと思います。
サービスの「ゆで卵」(なくなり次第終了)を頬張りながら替え玉注文。このお店では、博多麺の他に中華麺を福島から取り寄せているということで、替え玉は中華麺にしてみました。こちらも細い麺です。管理人的には、博多ラーメンには博多麺だと思いますが、苦手な人もいるようなのでそういった方にはいいと思います。
博多ラーメン:650円
替え玉:120円
完食の図(本当は写真の撮り忘れ..._| ̄|●)
餃子の図(250円也。いい色に焼けています。もちもちでパリパリの皮でした。)
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癖のある博多ラーメンですが、このお店ではとんこつが苦手な人でも美味しく食することができるかもしれません。とんこつ特有の臭いが少ない、いやほとんど感じられないと申した方がいいラーメンです。博多ラーメンに限らず、とんこつベースのスープのラーメン屋さんでは、店に入ると少なからずあの臭いがするものですが、このお店では全く感じられませんでした。
出されたラーメンからも皆無。とんこつ免疫の無い仙台人でも美味しくいただけるのではないかと思います。
サービスの「ゆで卵」(なくなり次第終了)を頬張りながら替え玉注文。このお店では、博多麺の他に中華麺を福島から取り寄せているということで、替え玉は中華麺にしてみました。こちらも細い麺です。管理人的には、博多ラーメンには博多麺だと思いますが、苦手な人もいるようなのでそういった方にはいいと思います。
博多ラーメン:650円
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2009年03月03日
日本航空は大丈夫?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090303-00000010-maip-soci
↑↓こんな記事が報じられていました。
こういう記事を読んで違和感を感じるのは管理人だけでしょうか?
管理人がずれているのか、日本航空がおかしいのか...。
例えば、これが安全とは全く関係ない業界ならどうでもいい話なのですが、人の安全を保障すべき企業がこのような「イベント」を行うことは、やはり抵抗感を感じざるを得ません。
安全確保は、何事にも優先されるべきはずなんですけどね。
例えば、このようなイベントを行うことにより、整備士等のルーチンの変更もあったはずです。女性の進出が増えたとはいえ、数少ない女性整備士等をかき集めてくるわけですから、通常ルーチン作業に歪を生じさせることもありえるでしょう。
また、特に作業自体に問題の無いとしも、管理人のように違和感を感じる「頭の固い人間」は何パーセントかはいるはずで、日本航空にこのような体質があることを知らしめるのは安全であるべき企業としての広報としては、適切さを欠いているとしか思えないんですよね。
危機管理や安全確保は何事に対しても優先的に行われるべきだと管理人は考えますが、皆さんは、どうお考えでしょうか?
※女性だから心配ということではありません。無理なルーチン変更等が背景にありそうだということを管理人は危惧しているわけです。(念のため)
日航 整備も副操縦士も女性だけで「ひなまつりフライト」(3月3日11時56分配信 毎日新聞)
桃の節句の3日、日本航空は旅客機の出発準備から飛行までをほとんど女性スタッフだけで手がける「ひなまつりフライト」を運航し、羽田空港(東京都大田区)でセレモニーを開いた。日本の航空会社では初の試みという。航空業界に多くの女性が進出し、活躍する姿をアピールした。
【毎日風物詩・ひなまつり】各地のおひなさまいっぱい!
このフライトは、午前9時55分出発の羽田発広島行きJL1605便(ボーイング767-300型)。出発前の機体整備、貨物の搭載、搭乗前の案内、客室サービス、運航管理、副操縦士など、フライトにかかわるほとんどの業務を女性計34人だけで手がけた。男性は機長と整備責任者の2人だけだ。
乗務した立川円副操縦士(31)は「記念すべきフライトに携われて光栄です。女性らしい柔らかな操縦を心がけたい」、1等航空整備士の武藤美希さん(30)は「機体点検でも細やかな気配りを心がけている。女性のパワーを感じた」と話した。この日がラストフライトとなる後藤紀之機長(62)は「女性副操縦士がキャプテンとして飛ぶ日を心待ちにしています」と話した。
出発ゲートには、女性スタッフが職場ごとの制服姿などで並び、内裏びなと桃の花のイラスト入りの横断幕を掲げ、桃の節句を華やかに演出。乗客にひなあられなどを配り、搭乗を見送った。
日航によると、羽田地区の従業員は約6000人で、このうち約半数が女性。かつては男の職場だった整備士に24人、運航乗務員として副操縦士が2人、貨物搭載・誘導業務には約250人の女性が進出している。【窪田弘由記】
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↑↓こんな記事が報じられていました。
こういう記事を読んで違和感を感じるのは管理人だけでしょうか?
管理人がずれているのか、日本航空がおかしいのか...。
例えば、これが安全とは全く関係ない業界ならどうでもいい話なのですが、人の安全を保障すべき企業がこのような「イベント」を行うことは、やはり抵抗感を感じざるを得ません。
安全確保は、何事にも優先されるべきはずなんですけどね。
例えば、このようなイベントを行うことにより、整備士等のルーチンの変更もあったはずです。女性の進出が増えたとはいえ、数少ない女性整備士等をかき集めてくるわけですから、通常ルーチン作業に歪を生じさせることもありえるでしょう。
また、特に作業自体に問題の無いとしも、管理人のように違和感を感じる「頭の固い人間」は何パーセントかはいるはずで、日本航空にこのような体質があることを知らしめるのは安全であるべき企業としての広報としては、適切さを欠いているとしか思えないんですよね。
危機管理や安全確保は何事に対しても優先的に行われるべきだと管理人は考えますが、皆さんは、どうお考えでしょうか?
※女性だから心配ということではありません。無理なルーチン変更等が背景にありそうだということを管理人は危惧しているわけです。(念のため)
日航 整備も副操縦士も女性だけで「ひなまつりフライト」(3月3日11時56分配信 毎日新聞)
桃の節句の3日、日本航空は旅客機の出発準備から飛行までをほとんど女性スタッフだけで手がける「ひなまつりフライト」を運航し、羽田空港(東京都大田区)でセレモニーを開いた。日本の航空会社では初の試みという。航空業界に多くの女性が進出し、活躍する姿をアピールした。
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このフライトは、午前9時55分出発の羽田発広島行きJL1605便(ボーイング767-300型)。出発前の機体整備、貨物の搭載、搭乗前の案内、客室サービス、運航管理、副操縦士など、フライトにかかわるほとんどの業務を女性計34人だけで手がけた。男性は機長と整備責任者の2人だけだ。
乗務した立川円副操縦士(31)は「記念すべきフライトに携われて光栄です。女性らしい柔らかな操縦を心がけたい」、1等航空整備士の武藤美希さん(30)は「機体点検でも細やかな気配りを心がけている。女性のパワーを感じた」と話した。この日がラストフライトとなる後藤紀之機長(62)は「女性副操縦士がキャプテンとして飛ぶ日を心待ちにしています」と話した。
出発ゲートには、女性スタッフが職場ごとの制服姿などで並び、内裏びなと桃の花のイラスト入りの横断幕を掲げ、桃の節句を華やかに演出。乗客にひなあられなどを配り、搭乗を見送った。
日航によると、羽田地区の従業員は約6000人で、このうち約半数が女性。かつては男の職場だった整備士に24人、運航乗務員として副操縦士が2人、貨物搭載・誘導業務には約250人の女性が進出している。【窪田弘由記】
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2009年03月02日
画像検索サイトを製作してみました。
先日の日記で画像検索サイトについて記事を書きました。
今回は、先日のサイト「World Photograph」に、旬なタグ(Tag)やキーワードをインターネット上から自動取得させ、そのキーワードから関連画像を検索できるような機能を加えてみました。
たぐタグ画像検索
真面目系の言葉からちょっとムフフ系の言葉まで様々です。表示されるキーワードはインターネット上から自動取得されますので、見るたびに情報が更新されることになります。
作ってみたはいいのですが、何かに使えるかなあ。
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